2月16日(金) ノルウェー アイスコンサート

ノルウェー アイスコンサート 楽器公開製作|ノルウェー アイスコンサート 本番
●ノルウェー アイスコンサート 本番
ノルウェー アイスコンサートの初日。
日中は穏やかな天気だったものの、日が落ちると気温もどーんと落ち、マイナス10度の冷え込みとなりました。
冷蔵庫を開けると、“温か〜い”って思うんだろうな、といった感じです。
楽器製作は、日中の温かさで形が崩れるなど、少々問題はあったようですが、どの楽器も無事に完成して、本番を迎える模様。
マイナス10度は演奏に適した気温のため、今日は最高のライブが期待できそうです。
アイスコンサートのステージは、支笏湖を背にする形で、アイスブルータワーの前に造られました(左写真)。
ステージがライトアップされると、氷濤まつり会場とはまた違った神秘的で静謐な氷の世界が生まれ、ここで一体どんな音色を聞くことができるのかと、期待がどんどん膨らんでいくのを感じます。
テリエが演奏する打楽器(右写真左)と、共演するノルウェーのトランペットの名手 Arve Henriksen(アルヴェ・ヘンリクセン)氏が演奏するトランペット(右写真右)がステージの左右に設置され、美しく光輝いていました。
ステージ前には100席以上の座席を用意。
開演まで、まだ30分以上もあるというのに、この寒さの中、たくさんのお客様が集まり、座席はみるみるうちに満席となりました。
どの方も防寒対策はバッチリ(左下写真)のようです。
「これより日本で初めて、そして、演奏者のTerje Isungset(テリエ・イースングセット)氏にとって30回目という節目の演奏となるアイスコンサートを開催致します。」という、丸駒温泉旅館総支配人 佐々木義朗氏(右写真左)による挨拶からノルウェー アイスコンサートの幕が開きました。
丸駒温泉旅館の社長であられる、氷濤まつり実行委員長 佐々木 金治郎氏(右写真右)から、「今日と明日の2日間にわたって、千歳市の友好親善都市でありますノルウェーから、Terje Isungset(テリエ・イースングセット)氏とArve Henriksen(アルヴェ・ヘンリクセン)氏をお招きして、ここ支笏湖の大自然の中で素晴らしい演奏会を開催することとなりました。私は今までの人生で、氷の楽器を使っての演奏というのは一度も聞いたことがないので、大変興味津々です。お越しの皆さんもほとんどの方が初めてなのではないかと思います。大自然の厳しい寒さの中で生まれる、このアイスコンサートが開催できたのは、ノルウェー王国大使館の皆さんのおかげです。ノルウェー王国大使館、そして2人の素晴らしいアーティストによって実現した今宵のコンサート。是非皆さん堪能していって下さい。」と、挨拶があった後、ノルウェー大使館のカーリ・ヒルト参事官(右写真)より、「ノルウェー大使館を代表して、氷濤まつりに来ることができたこと、また、こんなにもたくさんのお客様に集まって頂いたことを大変嬉しく思います。氷濤まつり実行委員会の皆様、NPO法人支笏湖まちづくり機構Neoステージの皆様、そして東海大学の皆様に、この場を借りて感謝の意を申し上げます。アイスコンサートを聞くのは、実は私も今日が初めてなんです。だから、テリエとアルヴェがどのような演奏をしてくれるのか本当に楽しみでなりません。私も皆さんと一緒に楽しもうと思います。」と、お言葉を頂き、あとはテリエとアルヴェの登場を待つのみとなりました。

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会場のお客様の温かい拍手と共に、テリエとアルヴェが登場してきました。
誰もが息を凝らして、二人を見つめています。
この瞬間聞こえるのは、会場内に詰め掛けたお客様の吐き出す息の音と風の音だけです。
そして、その音と同じくらいの静かで優しい音色からコンサートは始まりました。
時に優しく、時に荒々しく。
氷で作られた数々の楽器は、繊細な高い音を出したり、深みのあるよく響く音を出したりと変幻自在。
ただの氷の塊から、これだけの幅広い音が出るとは驚きです。
テリエとアルヴェは、それぞれの楽器で会話をしているかのように演奏をしたり、豊かな自然の真ん中に立っている錯覚を覚える、自然界に属するありとあらゆるもの ―例えば、大地や水、風、動物etc...― を象徴するような音を奏でたりと、どこか楽しげで、どこかスピリチュアルな響きを見ている者に与えていました。
初めて聞く音楽であるにも関わらず、すんなりとその世界に溶け込めたのは、ところどころに能やお祭りに行われるお神楽を思わせる音色があったことに関係しているのではないかと思うのですが、お聞きになった皆さんはどう思いますか?
とにかく、静かな湖畔に響き渡る透明感のある音楽と、神秘的な輝きを見せるステージに魅せられて、会場内のお客様はすっかり寒さを忘れているようでした。
マイナス10度という厳しい寒さの中、約50分の演奏が終了しました。
どのお客様も身じろぎもせずに二人の奏でる音楽に聞き入っていた様子。
会場内からは、割れんばかりの大きな拍手とカメラのフラッシュが、テリエとアルヴェに注がれました。
お互いの演奏に敬意を評し、肩を叩き合って喜びを分かち合う二人(左写真)。
会場のお客様から「アイスコンサートを行うきっかけは何だったの?」といった質問が出ると、テリエ氏は丁寧にそして優しく答えてくれ、音楽だけではなく、その人柄にも誰もが魅了されていたようです。
日本で初めてのアイスコンサートというだけあって、たくさんの取材人が集まり、コンサート終了後はお客様へのインタビュー(左写真)が盛んに行われていました。
寒さだけでなく、時間をも忘れて夢中になってしまったテリエとアルヴェのアイスコンサート。
大自然を感じさせる不思議な音色に耳を澄ますと、その情景が目の前に浮かぶようでした。
コンサートがスタートすると同時に、それまで吹いていた風がピタリと止み、またコンサートが終わった瞬間に粉雪が舞い落ち、それがライトアップの光で美しく輝くといった、自然が起こした心憎い演出も手伝って、日本初のアイスコンサート初日は大成功のうちに幕を閉じました。
ちなみに、何だかんだ言ったってマイナス10度です。
コンサート終了後、まつり会場内のお食事処 サービスプラザが大繁盛したのは言うまでもありません。

「第29回 千歳・支笏湖氷濤まつり」の最終日の模様は次のページをご覧下さい。
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お問合せ/支笏湖まつり実行委員会
TEL:0123-23-8288 FAX:0123-24-8819