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卒業式とビデオ映画完成上映会
3月16日

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とうとうこの日がやって来ました。
卒業式とビデオ映画完成上映会です。
今年の卒業生は、佐々木靖治君と吉田龍之介君の2名。
二人は、4月から通う中学校の制服に身を包み卒業を迎えます。
午前10時卒業証書授与式が始まり、石塚先生を先頭に佐々木君、吉田君が入場。
校歌斉唱の後、担任の石塚先生が一人一人の名前を呼び上げます。
元気よく「はい!」と返事をして校長先生より卒業証書を受け取りました。
その際、時田校長は、佐々木君、吉田君それぞれにこれからの人生のはなむけの言葉をかけておられました。
二人とも校長先生のおっしゃった事をしっかり受け留め涙を拭いながら在校生に一緒に過ごした小学校生活を振り返る言葉を贈ると、卒業式に参列されている父母や来賓の方々の涙を誘うのでありました。
今度は、在校生一人一人が二人に花束を贈呈して楽しかったことや苦しかったことなど涙をこらえながら贈る言葉を話していました。
中には、寂しくなる思いが込み上げてきて言葉にならない児童もおりました。
花束贈呈が終わった後、本当に最後の支笏湖小学校14名による鼓笛隊の演奏が行われました。
こうして、無事巣立ちをする二人を街中の方々が「おめでとう!」と言う言葉で見送られました。
たったの14人の仲間達に支えられてきたこの小さな小学校の卒業式は、出席者全員感動し、まさに涙々の卒業式でありました。

まだ、感動も覚めないうちに街中が待ちに待ったビデオ映画上映の時が来ました。会場には150人以上の方々が来ています。来賓で子供達も大好きな「崔おじさん」も出席しております。


上映の前に崔監督が、会場の皆さんに「私が作ったのではなく、本当に子供達が知恵を出し合って最後まで作り上げた素晴らしい作品です。どうぞ最後までしっかりと見てあげて下さい。」とご挨拶されました。
映画のタイトルは「支笏湖の宝物」です。
内容は、湖岸でいじめられている平山大介くんが演じるカメを主人公の輪島亜矢ちゃんが演じる支笏湖太郎が助け、いじめていた子供達も反省し、助けてもらったお礼に支笏湖の宝の在りかを記した怪しい地図が描かれている甲羅が贈られたところから物語は始まります。
その宝物を反省した子供達と支笏湖太郎全員で探すというストーリーです。
宝を探して行く中、カメが病気になるというアクシデントに見舞われます。
その病気を治す為に輪島君が演じるヤブ医者が「治す為に手術代、100万円が必要!」と子供達にとんでもない難問を突きつけ、どうしたら手術代の100万円を稼げるか?全員で知恵を絞ったり、何か良い方法がないだろうか?と、探しまくります。
すると、「支笏湖氷濤まつりの雪像コンクールに優勝すると賞金100万円がもらえる!」という事を知ります。
このチャンスを逃す手は無いと早速コンクールに参加してカメ(兄弟ガメ)の雪像を作り、何と見事優勝し、100万円を手にするというシナリオもかなり凝った作りになっています。
宝物が何か?中々ヒントがつかめず、街の人々に聞いても「ヒメマス」や「大自然」などの答えしか返って来ませんでした。
確かにヒメマスや大自然は、支笏湖にとって大切なものであるが、本当の宝物ではないということに全員気が付きます。
答えが解らなくなった子供達は、それぞれのお母さんに聞くことになりました。
すると、殆どの親達は、「お母さんの宝物は、あなた達よ!」と言うのです。
「そうか、僕達、私達が支笏湖の宝物なんだ!」と全員気づきます。
そしてラストシーンは、卒業して行く佐々木君と吉田君が雪で覆われた真っ白なグラウンドに現れ、校舎を振り返り、お互い笑顔でがっちり手を握り締めて巣立っていくシーンで幕を閉じます。
映像は、支笏湖太郎が湖の中を泳ぐシーンにエフェクト効果を多彩に使うなどプロ顔負けの演出です。
会場内の方々は、皆「子供達から素晴らしい贈り物を頂きました。」と感想を話しておられました。
今日崔監督は、子供達に渡す映画制作の表彰状までを用意しておられました。
そして上映の後、労いの言葉を添えて一人一人に表彰状を手渡されました。
今度は、子供達からも崔監督にお礼の気持ちをこめて花束を贈呈しました。
14人全員から花束を受け取る崔監督(左写真)。
花束を受け取った後、崔監督から映画の撮影には欠かせない実際に日本映画で使われているカチンコ(左手)とハリウッド映画で使われているカチンコ(右手)が子供達にプレゼントされました。
予想もしない素晴らしいプレゼントに子供達は大喜び!
会場からも大きな拍手が沸き起こりました。
崔監督は「自分達が作った物を自分達で楽しむという今までになかった貴重な人生経験を送ったと思う。楽しかった事や苦しかった事等、様々な葛藤がこれからの人生にプラスになるだろう。そして子供達は、一回りも二回りも大きくなりましたよ。37〜8年ぶりに卒業式に出席させて頂きましたが、こんなに感動した卒業式は初めてでした。私も貴重な体験をさせて頂きました。本当に有り難うございました。」と話されておりました。
支笏湖小学校ビデオ映画制作のご紹介は、これで終わりです。
2000年12月から約4ヶ月間に渡って映画制作の取材にお邪魔しましたが、崔監督、時田校長、佐藤教頭、そして石塚先生、児童諸君本当にご苦労様でした。
また、取材のご協力等を賜り重ねてお礼申し上げます。
佐々木君、吉田君卒業おめでとう。
これからの中学校生活、悔いの無い様頑張って下さい。
崔監督に最初に教わった撮影の合言葉「ワイド!アップ!」が印象的でした。
リポーター薩摩仁美
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